「1TB のクラウドストレージが欲しいが、できるだけ安く」という需要は意外と多いです。Google One や iCloud の 200GB プランで足りなくなり、次の容量段階を探している方が大半でしょう。
2026年時点で「1TB の最安」を実現する選択肢は、料金構造によって変わります。月額換算、買い切り、セット商品の3パターンで比較します。料金は変動しやすいので、最新は必ず各公式サイトでご確認ください。
サブスク派の最安候補
Microsoft 365 Personal(年12,984円)
Office アプリ一式 + OneDrive 1TB のセット。1TB 単体としては最安クラスで、しかも Word・Excel・PowerPoint が使えます。Office を一度でも使う方には、ほぼ独走の選択肢。
ここで注意したいのは、これは「サブスクの 1TB」であって、買い切りではない点。10年使うと約13万円になります。
Microsoft 365 Family(年18,400円)
6人 × 1TB = 6TB を共有できるプラン。家族で割れば1人あたり約3,067円/年で 1TB。圧倒的にコスパが良い。
家族や友人で4人以上集まれば、これが事実上の最安解です。
Google One 2TB(月1,300円、年15,600円)
1TB プランの設定はなく、200GB の次が 2TB です。1TB だけ欲しい場合、容量が中途半端で他社より割高。Google エコシステムへの依存度が高い方向け。
買い切り派の最安候補
pCloud Premium 500GB 終身(約4万円)
正確には 1TB ではなく 500GB ですが、買い切りなら検討対象。10年使えば実質月333円。
pCloud Family 2TB 終身(約7万円)
家族5人で共有できる 2TB 終身プラン。1人あたり実質 400GB ですが、共有運用なら 1TB の用途を十分にカバーできます。10年で実質月580円。
IDrive e2 Lifetime(キャンペーン時 1TB で約3〜5万円)
キャンペーン依存ですが、不定期でかなり安く出ます。NAS のバックアップ先として使う用途に向きます。
「Microsoft 365 を使うか・使わないか」で結論が分かれる
総合的に判断すると、選び方は次のように分かれます。
Office を使う / 使う家族がいる → Microsoft 365 Personal / Family が圧勝(他に類を見ないコスパ)
Office は使わない・サブスク代を毎年払い続けたくない → pCloud 終身プラン(長期コスト最優)
Google Workspace / Drive のエコシステムに既にいる → Google One 2TB(他に移る労力 vs サブスク代の比較で判断)
特定の用途(NAS バックアップ) → IDrive e2 や Backblaze B2(オブジェクトストレージ系の方が向く)
無料枠の組み合わせは現実的か
「Google ドライブ無料15GB + OneDrive 5GB + iCloud 5GB + Dropbox 2GB + Mega 20GB で合計47GB だ」という議論を見かけますが、編集部の経験では運用が破綻するので非推奨です。理由は複数クラウド使い分け戦略で詳しく書いています。
無料枠を使うなら「いざという時の保険」「特定用途の補助」と位置付け、主役は別の場所に持つのが現実的です。
1TB あたりの容量単価
ざっくり整理すると、1TB あたりの月額コストはこんな感じです(2026年時点参考値)。
- Microsoft 365 Family:約255円/月(6人共有時)
- pCloud Family 2TB 終身(10年で換算):約580円/月
- Microsoft 365 Personal:約1,082円/月
- Google One 2TB:約650円/月(1TB あたり)
- iCloud 2TB:約650円/月(1TB あたり)
- Dropbox Plus 2TB:約750円/月(1TB あたり)
- Box Personal Pro 100GB:容量単価では割高
Microsoft 365 Family の容量単価は他を圧倒しています。家族・友人で共有できる環境にあるなら、これ一択になりがちです。
編集部のおすすめ
「個人で 1TB 単体」が欲しい人 → Microsoft 365 Personal(Office 付きで月1,082円)
「家族 4〜6人で大容量」 → Microsoft 365 Family(年18,400円で 6TB)
「サブスクから抜けたい」「長く使う」 → pCloud Family 2TB 終身
「業務 NAS のバックアップ」 → Backblaze B2 / IDrive e2
価格は変動する
クラウドサービスの料金は年単位で変更されます。Google One は2023年に大幅値上げ、Apple iCloud も値上げ傾向です。Microsoft 365 も2022年に値上げしました。
長期コストを計算する時は「現在の価格 × 年数」で十分に近似できるというのが2026年時点の実感です。買い切りに切り替える判断材料にもなります。
まとめ
1TB の最安は Microsoft 365 Family の共有が圧勝、単独なら Personal、サブスクから抜けたいなら pCloud 終身。用途次第で選択肢が変わります。組み合わせは無料の構成診断で確認できます。